「食を楽しく学ぼう」の活動を終えて(松山東雲女子大学 菊池愛)

 

今回、私が「食」をテーマに講座をしようと思ったのは、大学での研究で「幼児期における食育の重要性」や「就学前における食育の必要性」を感じていたからです。

「週末はまちなかでみんなとまなぼう!」は、親子を対象とした講座なので、子どもたちだけではなく、保護者にもメッセージを送るなどの働きかけをすることで、家庭で子どもと食について考えるきっかけにして欲しい、という想いがありました。

 

ゲームをしているときの子どもたちの楽しそうな笑顔、感想を全体で共有したときの「面白かったです」という言葉、積極的に考えて発表しようとする姿勢を見て、今回の活動が子どもたちにとって楽しい思い出になったのだと実感し、とても嬉しく思いました。

講座を終えた後、子どもたちから「楽しかった!」という言葉や、講座で自分が作った「食材の玉」や「新聞紙の鉄砲」「ペットボトルのバイキン」を両手いっぱいに持って帰ろうとする子どもの姿を見て、私自身、達成感を得ることができました。

 

また、スタッフ間の反省会では「食材を3色のグループに分ける子ども同士の話し合いは、もっと時間がかかると思っていた。子どもたちは私たちが思っていた以上に、講座の内容を理解していて、とてもスムーズに話し合いができていた」という意見がありました。

子どもは、楽しいことや興味のあることへは、集中力が高まります。

楽しい食育教材を使うことで、食に対する興味を持ってもらうことを目指していたので、それが子どもたちの理解の促進につながったのだと思いました。

 

私は、今年の4月から保育士として働くことが決まりました。

今後は保育士として、子どもたちの「やりたい!」と思う気持ちに寄り添って、楽しい食育を体験できるような活動に携わっていきたいと思っています。

今回紹介した郷土料理は「いもたき」でしたが、それ以外の郷土料理にも多く触れることができるよう、食育教材をうまく使って、子どもたちだけではなく、保護者や地域へ、幅広く発信していきたいと思います。

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※ 参加いただいたみなさまへ

当日お配りしようと思っていた資料を、お渡しするのを忘れていました。学生が作成しました。お子さんと一緒に、ぜひご覧になってください!