大学生が子ども教室(託児)の様子をレポート!


松山東雲女子大学の子ども専攻で学ぶ梅岡真衣さんに、託児の様子をレポートしていただきました。

 

日時:7月1日(土)13:00~15:00

内容

◎折り紙、トランプ

◎新聞紙ダンス

◎絵本での表現遊び

◎外遊び

 

お母さんやお父さんが子育てについて学んでいる間、子どもたちも「子ども教室(託児)」で学んでいます。子どもたちは託児の部屋に入ると、ちぎってあるたくさんの新聞紙が入っている袋を見て、「早くあけたい!」と言い、何が始まるのかワクワクしているようでした。

 

≪新聞紙ダンス≫

ちぎった大量の新聞紙を袋から出すと、子どもたちは新聞紙をばらまいたり、ちぎったりして大はしゃぎでした。SMAPの「SHAKE」の曲を流し、私たち学生がダンスの見本として踊りましたが、子どもたちは私たち以上に、体を大きく動かし、自分の好きなように新聞紙をうまく使いながら踊りました。新聞紙をばらまいたり、頭上から紙が降ってくる楽しさや解放感を感じながら、新聞紙で遊ぶことを楽しんでいるようでした。普段は読むためのもの(新聞紙)が、遊びの道具として使うことができ、身近なものでもこんなにも楽しめることができると、子どもたちと話しました。屋内でも大きな動作でたくさん動くことで、子どもたちが全力で遊ぶことができていました。私たち大学生や子どもたち同士で、新聞紙をかけ合ったりと、子どもたちの多くの笑顔が見られました。

 

 


≪絵本≫

エリックカールの『できるかな?』という絵本を曲に合わせて読み、絵本に出てくる動物の動きを自分の体の様々な部分を使って表現しました。私たち大学生が表現するのを見て、それをまねようと全力で表現する子どももいました。曲に合わせながら表現することを楽しみ、「他の絵本も読んで!」と次々とリクエストが出てきました。一人の男の子は、以前に知っていた『りゆうがあります』という絵本を見つけ、他の子どもたちの前で読み聞かせを行いました。男の子は上手に絵本を読み、見ている子どもたちは絵本の読み聞かせを静かに、真剣に見ていました。私たち大学生が、子どもの前で読み聞かせをする姿を見て、「自分にもできるかも」と影響されたからか、自ら読み聞かせをしたいという子どもの姿に嬉しく思いました。


 

≪私の気づき≫

部屋や屋外でたくさんの遊びができました。表現遊びでは、絵本に出てくる動物を表現することを楽しみ、絵本の動きを真似するだけでなく、他にどのような表現ができるか考えながら動く子どもたちの姿も見られました。それぞれが頭で描く動物の動きをし、動物の特徴を理解しているようでした。新聞紙の遊びでは、今回参加していた子どもの年齢幅も大きかったため、「新聞紙」を理解している子ども、理解していない子どもがいました。しかし、新聞紙の感触を楽しみながら投げたり、ふわりと頭上に上げたり、好きなように曲に合わせて動き、踊ることで、子どもたち全員が、自分を自由に表現することができたのではないかと思います。

 

(記事:松山東雲女子大学 子ども専攻 梅岡真衣)