週末はまちなかで子育てをまなぶ 第2回目


■日時:2017年8月5日(土)10:00~12:00

■講師:正食クッキングスクール指導員 えひめ千年の森をつくる会事務局 鶴見直子さん

■テーマ:食による子どもの変化 食で変わる人のこころ

■参加者:大人15名、子ども(託児)10名

会場スペース前方に「赤ちゃんスペース」を設けて、赤ちゃん同伴の方でもゆっくりと講座を楽しんでいただけるよう、工夫しています。

 

 

講師の鶴見直子さんは、大学でマクロビオティックを研究し、現在は、正食クッキングスクール指導員をされています。

マクロビオティックとは…「心身ともに健康に生きていくための方法」。

私たちが健康によりよく生きていくためには、どう生きていくかの「生き方」が大切ですが、「生き方」を考えるのは、私たち自身の心です。心をつくるものは、食べものからできていて、身体と心と食べものは密接につながっている。日々食べる「食べ物」や「食べ方」に気を付けていく必要がある、というお話に、皆さん深く頷いていました。

 

また、

★マクロビオティック7つのキーワード

「身土不二」「一物全体」「主食は穀物」「調味料は伝統的な製法のもの」「一汁一菜」「よく噛む」「化学物質をとらないように」

★園児が仕込んだ味噌や玄米和食など、昔ながらの給食を実践している2園の保育園(福岡県)での取り組み

についてもお話していただきました。

 

お話の後は、お待ちかねの試食タイムです。

≪メニュー≫

・玄米ご飯

・だしなし味噌汁(おだしなしでも、蒸し煮した野菜の旨みで十分!)

・高菜漬け、ふりかけ

・お茶

 

シンプルなメニューで、素材の味を味わいました。

「素材にこだわったふりかけや、高菜などを載せた玄米は、立派な一品料理になるよね」などと、参加者は会話を楽しみながら食しました。

中には、「妊娠のつわり時期に玄米が苦手になり、今日は正直食べるのが嫌だなと思っていましたが、玄米をおいしいと感じる自分に驚きました」と感動を共有していただいた方もいました。

 

大人が食べた後は、子ども教室(託児)を終えた子どもたちも合流し、試食です。

もちもちの玄米ごはんをおかわりしたり、「おにぎりにして持ち帰る!」と、初めて玄米を食べるという子どもにも大人気でした。

 

4回シリーズの本講座では、参加者自身が子育てに関する知識を習得するだけではなく、自分の周りで子育てをする人や他の子どもに対しても「共に子育てをしていく」目線が持てるようになることを目的としています。

今回のテーマである「子どもの食」については、「子どもが食べなくて悩んでいる」「日々の献立がマンネリで困る」と悩む人も少なくないようです。

食に限らずとも、子育てで自分が困った経験は、「今、どこかで、誰かが、同じように」困っているかもしれません。

参加者の皆さんには、子育てをする人の支えになって欲しいと思っています。

 

★受講後の参加者アンケートより★

・食について私が今まで知らなかった、一歩踏み込んだ内容を知れてよかった。

・子どもの食、離乳食への活用の仕方がよかった。

・とても興味のある内容だったので参加できてよかった。改めて食を見直すきっかけになった。

・食育で子どもの心を育んでいきたいと思った。まちなかでの開催であれば、また参加したいです。

 

 

松山アーバンデザインセンター学生スタッフの腕の中でスヤスヤ眠る赤ちゃんと、「はじめてだから抱き方がわからない~!」と言いつつ、赤ちゃんのかわいさにウットリの学生さん。

 

今回の子ども教室(託児)では、講座が行われている目の前の広場で水鉄砲をしました。

子ども教室の様子はまた後日、ご報告いたします。